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vol.35

ぜひ知っておきたい! 建設プロジェクトの法律問題Q&A(その2-③)

2014/10/09

アクアの大谷です。
いつもアクア・メールマガジンをお読みいただきましてありがとうございます。

今回のメールマガジンは、前号に引き続き「ぜひ知っておきたい!建設プロジェクトの法律問題」(その2)の3回目。
質問の内容は、「機壁に隠蔽された樋の腐食が原因で漏水が発生しました」ということで「設計者や施工者の瑕疵担保責任」がテーマのQに対する回答について、弁護士 釜田佳孝 先生による解説の続きをお届けいたします。

解説の前提となっている質問の内容とそれに対する釜田佳孝 先生の回答は、下記URLからメールマガジンVOL.33をご参照ください。

※VOL.33の内容は、下記URLからご覧いただけます。
http://aqa-pm.co.jp/test/mimiyori/mailmagazine.cgi?33

※釜田先生にご相談する内容を募集しています。下記URLからアン
ケートにご記載の上、お送りください。
http://www.aqa-pm.co.jp/inquiry/index.cgi

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ぜひ知っておきたい! 建設プロジェクトの法律問題Q&A
【Q】機壁に隠蔽された樋の腐食が原因で漏水が発生しました③
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【釜田先生による解説】
1 「樋の腐食」が瑕疵なのかどうか(VOL.34にて配信済)
2 設計者の瑕疵担保責任
3 施工者の瑕疵担保責任(VOL.36にて配信予定)
4 不法行為による損害賠償責任(VOL.37にて配信予定)
5 コンストラクション・マネージャーによる瑕疵の回避(VOL.38にて配信予定)

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2 設計者の瑕疵担保責任
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ご承知のとおり、瑕疵担保責任には存続期間があり、その期間が経過すると責任を問えません。

設計図書は設計の成果物とされており、この設計図書に作成し交付する債務は請負契約上のものと考えられます。

設計図書に瑕疵がある場合、民法では、発注者(施主)はその瑕疵の修補請求又は損害賠償請求と解除ができることになっていますが、いずれも設計図書の交付を受けたときから1年間です(民法637条1項)。

四会連合協定の建築設計・監理等業務委託契約約款23条では追完及び損害賠償の期間が建築物の工事完成引渡後2年まで延長されており、設計者の故意又は重大な過失に基づく場合はさらに設計図書を引き渡した日から10年まで延長されています。

しかし、いずれにしても本ケースでは竣工後11年が経過していますので、たとえ「樋の腐食」が設計上の瑕疵であるとしても、設計者に瑕疵担保責任を問うことは困難と思われます。

(続く)